魚をとるための網には、海に暮らす他の動物もかかります。ウミガメ、クジラ、イルカ、アザラシなども魚をとる網にかかり、毎年たくさんの数の動物たちが溺れて死んでいます。これを混獲といいます。
ある報告によれば、1960年から30年間で、混獲で死亡したイルカ類の数は500万ー1000万におよぶとされています。
特に、マグロをとるための網にイルカもかかって毎年たくさん死んでいるため、東部太平洋のカツオ・マグロ類を管理している「全米熱帯まぐろ類委員会」は、混獲を減らすため、マグロ漁に規制を設けたりしました。