ジョジョが初めて姿を現したいきさつについては、いろいろな説があるそうですが、1983年に2頭の大人のイルカといっしょに姿を現し、翌年大人のイルカが姿を消してジョジョだけが残り、人間と親しくなったと言われています。
1986年にプロビデンシャレス島を訪れたアメリカのダイビングインストラクターのディーン・バーナルは特にジョジョと親しくなり、3年後には、公式に「ジョジョと海の環境の保護監視員」に任命されました。ジョジョと人々との交流はその後も続き、島の人々の考え方が変わっていきました。
人々はジョジョが訪れる自分たちの島の環境を守り、ジョジョを守ることにしました。そして、ジョジョに餌を与えたり、ボートで追いまわしたり、ジョジョを探すために船をだしたりすることを禁じました。さらに、ジョジョを国のシンボルとして国宝に指定しました。
しかし、年を経るにつれ、ジョジョは次第に人間と遊ぶ回数が減っていき、現在、ジョジョがどこにいるかは分からないそうです。ディーン・バーナルによれば、ジョジョはタイセイヨウバンドウイルカのオスだったそうです。